2015
12.25

DJI 冬のバッテリー不具合対策を含むPhantom3シリーズのファームウェアアップデートを提供

ニュース, メンテナンス日記

気づけばあと数日で2015年のも終わってしまう冬のまっただ中、一部のユーザーからDJI Phantom3の突然の墜落の報告が上がってきています。先日お伝えした冬の低温によるバッテリーの不具合(と思われる状況)について、DJIも公式に認めて注意喚起を始めました。

 

◯寒冷環境で安全飛行をするためのヒント(DJI facebookページ)

スクリーンショット 2015-12-25 12.30.48

その中では、「寒さ対策のための確認事項」として下記の4つが挙げられています。

(1)飛行前にバッテリーが完全に充電されているかを確認してください。
(2)飛行前にバッテリーを25度、またはもう少し高めの温度まで温めてください。バッテリーヒーターの利用を推奨します。
(3)機体を約1分間ホバリングさせてバッテリーを温めてください。
(4)アプリ「DJI Go」のメインスクリーンに表示されるバッテリー残量の表示を確認してください。 3.2Vを下回っている場合には飛行を中止してください。

上記4つは本当に最低限の注意事項ということだと思いますので、まずはこちらの厳守をお願いいたします。また、個人的な感覚とすれば、低温時の急なスロットル操作もバッテリーの不具合を起こす要因のひとつではないかと思いますので、注意するに越したことはないかと思います。

 

また、それに関連し、Phantom3の飛行スピードを制限したり、バッテリーの機能を最適化するファームウェア(v1.6.0040)も公開になりました。次回のフライトへお出かけの前にアップロードすることをオススメいたします。

◯PHANTOM 3 PROFESSIONALダウンロード
◯PHANTOM 3 ADVANCEDダウンロード

ファームウェアのアップデート方法は以前の記事でリペヤマさんが紹介していますので、そちらも参考にご覧ください。

 

今年の冬は、Phantom3シリーズ(のインテリジェントバッテリー)が発売されて初めての冬になりますので、まだまだ何が起こるかわかりません!万が一の墜落には十分に気をつけてドローンフライトをお楽しみください。

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田口 厚
空撮業務やドローンのセミナー講師などをしています。旅行や出張に行くときは必ずDJI Phantom3 ProfessionalかParrot Bebop Droneを携帯し、ココロに残った風景は空撮に残しています^^ 12/10の改正航空法施行以降は毎回申請書を書かねばなりませんが、書いてでも撮りまくります!!