2017
04.05

第二弾 ZEROTECH DOBBY 修理日記。アーム内の配線が断線した?厄介な事例の修理スタディ

メンテナンス日記, お役立ち情報

こんにちは。

「操縦します。カメラやります。機体も直します。ときどき壁紙はります。」一応なんでも屋の

本日は久々に修理日記を。

ということで。「ZEROTECH DOBBY 修理日記 第二弾」をお届けします。

修理と言いましても、ただ”外れた””ちぎれた”を元に戻してあげると直る事例です。
なので、基本的には、この修理日記では誰でも道具さえあれば、直せます
是非参考になればと思います。

※ご自身での修理に関しては自己責任となりますので、ご了承ください
またドビーは墜落させる人が多いときいております。。(笑)
おそらく短い飛行時間と、バッテリー残量がなくなると、勝手に着陸しよう
としてしまうからでしょうか。(笑)
私は、これがかなり恐怖なので、ドビーは絶対 高くは飛ばしたくないです。。。
小さくて小回りきくヤツなのに、ものすごくコツが必要な機体だと思います。。

それでは、修理を始めたいとおもいます。
ちなみにですが、必要になる道具や、ばらしかたについては、
第一弾の「ZEROTECH DOBBY 修理日記。以外と多い故障事例?分解して直してみた。
で細かく記載しております。
(各アームの配線ポイントや順番も書いてありますので、ピンときたかたは、ぜひこちらもチェックを)

はい。
以前の第一弾では、墜落時に足がもげて、断線という事例でした。
これは、このパターンのケースで最も直しやすい、基盤根本付近から断然というケースです。
今回の第二弾では、アーム内の配線が断線した?という、厄介な事例の修理スタディです。

ドビー”アームの抜け殻”

まずは、第一弾と同様に、配線にさわれるところまで、分解しましょう。
はい、ここで意外と困るかもしれないポイントです。
断線しているのに、またアームを埋めてしまったよ。。
という場合。

落下して外れたときをイメージしてください、

 

 

そうです、このようにグイっと押し込むと簡単に外せます。

基盤側から外そうとすると、おそらく3つ爪の根本はなかなか外れてくれませんよ。(笑)

このようにはずれたら、次にアーム内を開けるのですが、
これは、接着剤でついているもので、少しの強引さと、鋭いツメが必要になります、
私は、電子基盤工作用の工具(なんというのでしょうか。。(笑))
これで、引っ剥がしました。

 

ここから新しく線をつないでいくのですが。
材料が必要になってくるかと思います。

チョイスした配線は外形0.82mm
ショートを防ぐための熱収縮被膜です。
こういった部品材料はどこにいったらあるのか。
かなり大切ですよね。

東京ですと、秋葉にある”千石電商”にてほとんどの電子工作部品がゲットできます。
例えばほかにも、ドローンスクールで教材として使用している”スパイダーⅡ”の
よく断線しますランキングtop3 」のこのコネクターのメス側。(笑)

これも中のピンも含めて取り扱いがあります。
コアすぎる情報かもしれませんね。なのでこの情報ですが、スクールの座学講師を務めていただいています

田口先生からいただいた情報です。(キラーン)

ちなみにこれら部品は2号店地下にあります。←意外と重要かも?最近改装したらしいです。
必要なかたは是非、一度いってみるといいかもしれません。

 

はい、

 

話がもどりまして、このコードを半田付けして、被膜を収縮させていきます。

 

が!

 

ひとまず、ほんとにつなげたら、モーターが動くか
アームに配線するまえに、一度プロペラをはずして、
チェックするのも、ある意味ポイントです。
モーターは動くのが確認できたら、
アームも含めて配線しましょう、
これ以上先は、いざ飛ばしてみないとわからないです。きっと。。。(笑)

この時のポイントですが、
コードの収納スペースが実にぴったしです。

半田と被膜を施したコード3本がジャストフィットな隙間なので、
手術はスリムに仕上げるのがポイントです。

 

この施工がおわったら、第一弾と同じようにもとにもどして、

 

安全なスペースでフライトさせてみましょう、
どうなるかはお楽しみです。(笑)

今回のこのドビーちゃんは無事にホバリングも安定し
元気な状態に戻りました。

めでたしです。(笑)

ただこれだけいじってしまうと、
みてくれも悪く、高く飛ばすのも不安なので、
ドローン事業部でのデモ機として活躍していただく機体となります。

以上です!!

 

ポイントのおさらいです。

ドビーのアーム内が断線した→分解する(第1弾も含む)→外形0.82mmコード熱収縮チューブを用意

手術前に軽くモーターをつないでまず動くかどうかを確認→コードをつぎはぎする

→スリムにしあげて、アーム内に埋める→元に戻す→結果はお楽しみ。

という流れです。
ドビーユーザーのかた。故障してどうしようとおもっていたり、
5,6万もしたから直しときたい。
そんな方々の参考になれば、幸いです。

 

 

P.S ちなみにですが、スパイダーⅡの修理記録がそろそろ100回目を向かえそうです。
スパイダーは良く怪我する、やんちゃな機体です。(笑)

 

はい。それでは。

 

※修理は自己責任ですので、ご了承ください。

 

関係リンク

第1弾「ZEROTECH DOBBY 修理日記。以外と多い故障事例?分解して直してみた。

ZEROTECH DOBBY 修理日記から”ドローン修理プロセス”と”保証期間の確認”を紹介。故障でお困りは要チェック!

 

[writer:fujimoto]
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健

有限会社トラストドローン事業部 営業 広島出身 趣味:プロ野球観戦 飲み会 一言:「OSMOの使い方誰か教えてください。」