11.17
ZEROTECH DOBBY 修理日記。以外と多い故障事例?分解して直してみた。
2017.4.5付 第二弾もあります↓
第二弾 ZEROTECH DOBBY 修理日記。アーム内の配線が断線した?厄介な事例の修理スタディ
今回いただきました修理案件はこちら↓
「DOBBYが墜落、モーターが一か所動かない!」。
という案件いただきました。早速ですがまずは機体を見てみましょう。
一件何もなかったように見えるこの機体、「墜落時にアームが取れてしまったが、そのまま再度付けた」とのこと。たしかに左前のモータが動きませんでした。。
そこで、ピンときました。
参考になる画像がネットにありました。こちらをご覧ください。
無残にもすべてのアームがとれてしまったこちらのDOBBY、墜落するとDOBBYは足がもげてしまうのは、色々調べたところ日常茶飯事みたいですね。(笑)この画像をみて今回、修理依頼を受けたドビーもおそらくモーターの断線(基盤から)だな。と。
この画像からわかりますが、DOBBYのアームは、三つにツメで固定されているようで、割とカッチリハマってますので、基本外せないと思っていただいたほうが良いと思います。
そして修理の結果は・・・・・・無事綺麗に、元通りに。正常に飛行することが可能になりました。
そしてここからが本題です。
今回は、ドビーの修理で開けてみた結果から、上記の写真のようなドビーのモーター断線の症状が、だれでも直せるようにまたこれからドビーを分解を試みようとしている方のご参考になればと。ポイントを書いていきます。 |
●必要な道具
- トルクスドライバー(サイズT5)
DOBBYを分解するのにはなくてはならない星形ドライバーです。(iPhone分解でも使用するあのドライバーです) - ニッパー
あると便利。基盤汚くなった半田をとることから、配線のカットまで(小さめのおすすめ) - はんだごて
- ピンセット
とてもチマチマした作業なので、ある半田付けが楽になります(逆ばさみ型のピンセットもおすすめ) - 半田
特別これというものはありませんが、今回はプリント基板用を使用しました。 - ヘラ
DOBBYの上蓋をあけるのにあるとスムーズです。 - ワイヤーストリッパー
DOBBYの配線はとても細いので、フリーハンドでやるより道具に頼りましょう(笑)
●DOBBYの分解工程
実際に作業に移っていきましょう。
まずは赤の丸で囲んだ箇所のトルクスネジを外します。全部で6か所です。(ドビーで使用するのは基盤の固定も含めて
トルクスネジが使用されています。)
すべて外し終えたら、片方の手で外す方向にテンションをかけつつ、もう一方の手でヘラやこのような鍵爪で、やさしく一か所こじ開けます。
その後はヘラをスライドさせるように、期待の再度を開けていただくときれいにはがれます。
※この時、無理やり外そうと、負荷をかけすぎないように。ツメは機体のサイド側(横っ腹)のみにはいってます。
それを終えると綺麗にこのように。上蓋が開きます。
上蓋を開けたあとも、機体のサイド側にはカバーのようなものが、これらをはがしていただくと、無事モーターの配線部分が出てきます。
今回の不具合の出ている、前方左のモーターは明らかに基盤から断線してます。。(笑)
●今回の修理ポイント
根本の断線の修理はとても簡単です。道具さえあれば簡単にできます。今回肝心なポイントは各アームの配線がどうなっているのか。アームの箇所によって、手間が変わってきますので少し注意です。
ちなみに今回断線してた箇所は左前のモーター。このままの状態でもできなくはないが、コードが焼けてしまう位置かもしれないので、アンパイをきって、上の基盤を外して作業スペースを確保。
あとは、断線で汚くなってしまったハンダをニッパーや半田を使って綺麗に除去し、配線をワイヤストリッパーで被膜をはがして半田付けすれば完了。
(ドビーのモーターのコード は0.5とかなり細いので、ぜひワイヤストリッパーを使うことをオススメしたい)。
あとは綺麗にもとに組み込めば、元通りです。
※ちなみに私は、このような作業をする時にアダプター類を抜くのは嫌いなので、なるべく避ける方法をとります。スマートフォンを分解したことがあるひとは経験があるかもしれないが、こういった精密機械の分解では、組み立て(組み込み)を上手にすることが大切で、下手に外したりすると触不良で余計なとこに不具合がでる。なのでこういったアダプターを外すときは、壊れるのを覚悟で分解します(笑)←素人意見ですが。。。
●今回のまとめ
おそらく、ドビーの故障原因として今後もこのような事例は多いはずです。その時にお役だちするように、各アームごとの、配線箇所を写真で納めておいた。
綺麗に三本のコードが断線してしまい順番がわからない場合も、ぜひ参考にしていただければと。
◆左前
少し工夫が必要だが簡単。(今回の修理箇所)
◆右前
簡単・・・他の部品に干渉しない。
◆左後
一番面倒、コードが重なってしまっているためすぐに
作業ができない。分解が必要。
◆右後
簡単・・・他の部品に干渉しない
以上の結果、ドビーのモーター断線修理は、左後アーム以外の断線であれば、道具さえ揃えてあれば、
すぐに修理することが可能ということが分かりました。
ドビーを使用のかた、必ず墜落する機会があると思います。アームがもげちゃいました。。とか
そんなとき、是非この記事が参考になれば幸いです。
※修理に関しては、すべて自己責任ですので、一切の責任を負いかねます。ご了承くださいませ。
本日はここまで、
それではまた。
第二弾はこちら↓
第二弾 ZEROTECH DOBBY 修理日記。アーム内の配線が断線した?厄介な事例の修理スタディ
ZEROTECH DOBBY 修理日記から”ドローン修理プロセス”と”保証期間の確認”を紹介。故障でお困りは要チェック!
↓↓DJI MAVICの修理はこちら↓↓
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