2017
02.24

アメリカのドローンパイロット資格保有者が教える!! 「旅行でドローンを飛ばす方、必見!アメリカのドローンルール!」 2週連続でお届け!

お役立ち情報

みなさんこんにちはDanです。 

 

2017年も早いもので、もうすぐ3月ですね。 

まだ寒い日もあったりしますが、梅が咲き始め、そろそろ春も近づいてきました。 

 

春といえば、卒業旅行やそろそろGWの海外旅行の計画をたてるのもこの時季ではないですかね。 

楽しみですね! 

 

そして、旅行の思い出は、写真や動画で残したいものです! 

最近は、そんな旅行にぴったりのドローンもリリースされていますよね。 

最高の仲間との思い出を空から最高の景色と共に!なんて素敵ですよね。 

 

 

もし、ハワイに行かれる計画をされている方がいたら、美しい海の彼方に沈むサンセット、真っ赤に染まった空を空撮!なんて一生の思い出になりそう! 

 

よし、アメリカでいっちょフライトさせましょう! 

 

でも、ちょっとまってください! 

「そのドローン、本当にそこで飛ばして大丈夫ですか?」 

 もしかすると、そこでドローンを飛ばすと、大変なことになるかも知れませんよ! 

 

 

みなさんも既にご存知のとおり、ドローンは世界中で広く使われるようになってきています。 

それに応じて、国が法律で一定の基準を設けようとする動きは、日本と同じように海外でも見られます。 

 

そこで、今回は、みなさんが、楽しい思い出をちゃんと残せるように、特にアメリカでドローンを飛ばす時に気をつけたいポイントを、2週連続で扱ってみたいと思います。

まず第1週目の今回は、準備編です。 

 

では、ハワイでドローンを飛ばしてみた~いと言った計画を立てる時、どんな準備が必要か見てみましょう! 

 

ハワイでドローンを飛ばすとき、ハワイは当然アメリカなので、FAA(米国連邦航空局)の法律が適用されます。 

これは、日本の国土交通省航空局に相当する国の機関です。 

 

 

なんとなくイメージでは、アメリカって日本より自由にドローンを飛ばせるイメージないですか? 

確かに、日本より自由に飛ばせるチャンスは多いですね! 

でも、アメリカは日本とちょっと違ったルールがあるので、注意が必要ですよ! 

 

法律では、ドローンを個人的な趣味として飛ばす(Fly for Fun)と、事業として収入の大小に関わりなく対価の支払いを受けてビジネスで飛ばす(Fly for Work or Business)は、完全に分けられています。 

 

なんと言ってもビジネスで飛ばす場合(Fly for Work or Business)は、国家資格であるパイロットライセンス(Remote Pilot Certificate)の取得、またはライセンス保有者の直接監督が必要になります。 

これを知らないで飛ばすと、法律違反になることがあります! 

事業をされている方は、注意してくださいね! 

 

今回は、趣味で飛ばす(Fly for Fun)時のルールをご紹介したいと思います。 

 

それでは、みなさんが旅行に行くことを想定して、流れを追ってみましょう! 

 

渡航前にやっておくこと! 

 

ご自身の機体をもって行きますか? 

では、まず機体を登録しましょう! 

 

アメリカでは、海外から持ち込むドローンの機体は、全て登録(Registration)が必要になります。 

これは、FAAのサイトから登録できますので、出発前までに必ず済ませておきましょう。

 

ただし、 登録の対象となる機体は、小型無人機で0.55lb.(250g)以上55lb.(25kg)未満と規定されています。ということは、例えばDobbyは該当しないことになります。 

これは、日本でも同じですね。 

 

機体登録は、「Fly for Fun」と Fly for Work or Business に分かれていますが、皆さんの場合は、「Fly for Fun」で登録をしましょう! 

 

登録は、13歳以上であることが必要で、13歳未満であるときは、13歳以上の方が登録すればOK 

 

この登録は、一度登録すると3年間は有効になります。 

ちなみに申請料金は$5です。 

 

登録が終了すると、登録番号が発行されます。 

この番号は、機体の見えるところに表示する必要があります。 

 

 

そして、登録証も発行されるので、プリントアウトしましょう。 

飛行時には持っている必要があります。 

現地で、公的機関または司法執行機関の職員に声をかけられたときは、これを提示できるようにしておきましょう! 

 

これで、ハワイにドローンを持って行く準備が整いました。 

ここまでは、簡単ですね。 

 

水着、パスポートは持ちましたか? 

しっかり忘れ物の無いように準備してください。 

 

 

さて、次週は、飛ばす時のルールについてお話したいと思います。 

 

Have a safe Flight! 

 

それでは、次回をお楽しみに! 

 

重要

ここでご紹介するのは、主な注意事項です。飛ばされる方は、ご自身でもしっかりルールを確認してください。米国連邦政府または州政府等が飛行禁止地区を設けている場所、期間があります。渡航前に必ずご自身で確認をしてください。米国連邦法またはその他法律に違反した場合は、現地法により裁かれることがあります。 ご注意ください。

 

 

 資料出典

米国連邦航空局:https://www.faa.gov/uas/getting_started/fly_for_fun/

米国連邦航空局UAS登録サイト:https://registermyuas.faa.gov/

 

画像出典

米国連邦航空局(FAA

Freebies DB

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Dan

Dan

FAAパイロット、ドローンパイロット、JUIDA認定インストラクター 米国の自家用操縦ライセンスと計器飛行証明を保有、飛ぶものが好きで航空機としての興味からドローンの世界へ現在は、米国の国家資格であるドローン商用ライセンスも保有している。JDMでは、ドローンの航空機としての力学、航空気象、そして海外のドローン事情を中心に記事を提供する。