11.02
ドローン初心者でもわかるドローン+赤外線カメラの活用例。ザックリまとめてみた。
こんにちは。ドローンスクール運営スタッフのフジモトです。先日、ビックサイトで行われた展示会で、ドローンに関しても出展がありました。興味のある赤外線カメラ「FLIR」をもとに記事をかかせていただきます。今回は赤外線カメラの仕組みを知らないかた、ドローンに興味あっても活用方法を探している最中のかたに、「赤外線カメラ」にフォーカスしわかりやすく簡単にまとめてみたつもりなので、最後まで是非よろしくお願いします!
赤外線カメラをザックリ説明すると。
まずはじめに、赤外線カメラは一般のカメラと仕組みが違います。一般のカメラは太陽など光のあるところで「反射光」を検知して映像にしています。なので、光がないところでは撮れません。ですが、赤外線カメラは物体が放射する赤外線を「温度」として検知して映像にしますので、周りの光の影響を受けず、また昼でも夜でも使用できます。これが大きな仕組みのちがいです。なので、実際に使用してみるとわかりますが、赤外線カメラではフルカラー映像は見ることはできません。赤外線カメラで見ることになる主な映像は、サーモグラフィやサーモと言われるイメージの”赤やオレンジの映像”、映画で特殊部隊が暗闇に突撃するイメージがある”緑の映像”、夜間の生態調査でよく見る”白黒の映像”で見ることになります。そしてこの色の違いは見やすく変化させているだけで、機能上に違いはないみたいです(笑)
ちなみにですが、今回展示会でお伺いしたスタッフさん曰く、人間の目は可視光の中で”緑の映像”が一番見えやすいようです。
赤外線カメラの最大の特徴
赤外線カメラは被写体が鮮明に映ります。なぜかというと、普通のカメラと仕組みとちがうことから3つのポイントがあります。
- 熱情報の検知が可能
- 周囲の光に影響を受けない
- 透過性に優れる(煙、霧など普通のカメラで邪魔になるものに強い)
人間の目では発見できない物体を検知できるということです。
一般的な赤外線カメラの使用用途
赤外線カメラの3つのポイントから、その強みを活かして使われている例をあげてみます。
- 電気、機械設備の点検(ホットスポットの発見)
- 防犯カメラ
- 車両搭載カメラ
- パンデミック対策(空港を通過する人の感染症を発見するためのアレです)
- 人命救助、災害救助(消防や警察のヘリコプターには搭載されているようです)
- etc…
と多岐にわたります。
ジンバル一体型赤外線カメラ「Zenmuse XT」
今回登場する赤外線カメラですが、Phantom4やinspireを生み出した、もう言わずと知れたコンシューマー向けドローン世界NO1シェアの中国のメーカー「DJI」と米国での赤外線カメラのシェアのほとんどを占める有名な軍事用赤外線カメラメーカー「FLIR」が共同で開発したジンバル一体型赤外線カメラ【Zenmuse XT】です。(XT←Tはtemperatureからきてます。)
簡単に何ができるかというと、Inspireに簡単に取り付けることができて、空中から360度赤外線カメラで調査できるということです。そのままの説明ですいません。。つまり、Inspireをすでに使用されている方は、普段と同じ操縦感覚で撮影ができるということです。
それでですね、今回はなかなかお目にかかれないだろう「Zenmuse XT」を展示会で触れることができたので(映像の切り替えのみですが)、よかったら見てください。
マメ知識として、
FLIRのカメラは高性能なため、悪用される懸念から輸入されるカメラのスペックとしては、680pが最高解像度となっています。そして所有者には追跡責任があります。つまり、絶対になくしてはいけません。機体がロストしても。水没しても、赤外線カメラだけは必ず回収です。笑
巷の噂では、もしなくしてしまうと、、、アメリカから回収部隊が来るとか来ないとか。笑
では、そんな重要な赤外線カメラとドローンを合わせた活用方法を実際の例とともに、簡単にまとめてみましょう。
健
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