【新製品情報】人工知能搭載ドローン DJI Phantom4

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2016年3月1日深夜（日本時間）、かねてよりウワサのあったDJI Phantomシリーズの最新機種Phantom4がニューヨークで発表になりました！

一新されたのはボディだけではなく、障害物回避機能や延長された飛行時間など注目の新機能も多数搭載！3月15日より順次発送で価格も189,000円と値下げ前のPhantom3 Professionalと同等レベルです。

公開されたYoutubeの映像より特徴的な機能を見てみましょう。

ボディデザインは一新され、表面はツヤのあるホワイトに変更になりました。プロペラやカメラ、カメラを支えるジンバルまでもが新しくなっています。素材は「アルミよりも軽くて頑丈な」ものでできているとか。

 

そして何より特徴的なのはこの機体前面および後面に配置されたセンサーによる障害物回避機能です。光学式および超音波センサーによって立体的に周辺の障害物を認識し、人工知能によって回避行動を取ることができます。これによって、ドローン初心者に特に多い衝突による事故を劇的に減らすことができるかもしれません！

 

正面に壁があれば、Phantom4は自動的にブレーキがかかります。これは、安全！　もちろん、この機能があれば、電波が途切れたときやバッテリー残量不足で発動する自動回帰機能「リターン・トゥ・ホーム」時にも、障害物を避けながら離陸ポイントまで帰ってきてくれますよ。…ということで、「リターン・トゥ・ホーム」機能も「スマートリターン」という名称にグレードアップしています！！

 

もう一つの注目新機能は「タップフライ」と「アクティブトラック」です。タブレット画面上をタップするだけで、その場所にフライトさせることや、動く対象物であれば自動追尾してくれます。人工知能搭載機ならではの機能です！

 

また、個人的に気になったのはこの新型小型カメラの機能。最高画質は4kの30フレーム/秒と変わりませんが、レンズ構造が見直されてシャープさや色のにじみが改善されたほか、1080pのフルハイビジョン画質では最大120フレーム/秒というスーパースロー映像を撮れるようになりました！これで、スポーツシーンや弾ける水滴など、大迫力の映像を撮ることができますよ！（ウデ次第で…）

さらにカメラ周りでもうひとつウレシイ機能は、プロペラ搭載位置が今までの機種よりも上方に配置されていることです。Phantom3では、急ブレーキをかけると姿勢が大きく傾いてプロペラが映り込んでしまうことがありましたが、このやっかいな現象が低減されます。地味ですが、とてもうれしい機能ですね。

 

そして、それらの強力な新機能を支えるのは新型のバッテリー。最長28分のフライトが可能になっています。しかし、新設計のバッテリーということは、これまでのPhantom3シリーズのバッテリーは使えませんので注意が必要です。またイチから買い直しですね…苦笑。

 

◯DJI Phantom4機能まとめ

…ということで、まとめです（引用：DJI公式ストア）。

• 衝突回避機能：障害物回避センサーにより周囲の状況を感知し、障害物を回避します。
• 自動追尾機能：被写体を認識し、動く被写体を常にフレームの中に捉えながら自動的に追尾、撮影します。
• 簡単タップ操作：お使いのスマートフォンのタップひとつで手軽に空撮ができます。
• スマートリターン：ボタン一つで自動帰還。障害物をよけながら安全に帰還します。
• 長時間フライト：最長飛行時間は28分、最大2kmの長距離撮影ができます。
• ハイスピードフライト：フライトシステムがさらに進化。スポーツモードでは最高速度、時速72kmのハイスピードフライトが可能です。
• プロレベルの映像美：４Kカメラと3軸Uフレームによるカメラスタビライザーシステムでさらに滑らかな空撮が可能です。
• ビジョンポジショニング：システムの最適化で、測位可能高度が最大10メートルに。

 

◯購入について

今回の販売は、下記のようにAppleと協力関係を強化し、2段階の販売方法を採用するようです。今まで国内で市場を広げようと努力してきた販売代理店をないがしろにするこの方法には、少し疑問が残りますね。今後、DJIはこのような販売方法を取っていくのでしょうか？

◯Apple Online、Apple Store、DJI Onlineによる先行販売

3/2〜　予約開始
3/15〜　販売開始

◯すべての取扱店

3/23〜　予約開始
4/1〜　　販売開始

 

◯実際に機体を見たい方は…

3/3（木）東京の六本木ヒルズアリーナにて公開記者会見が開かれます。一般参加可能なイベントとなっていますので、ぜひ行って実物をご覧になってみてはいかがでしょうか？