03.02
アメリカのドローンパイロット資格保有者が教える!! 「旅行でドローンを飛ばす方、必見!アメリカのドローンルール!」 2週連続でお届け!
こんにちは、Danです。
2週目の今日は、実際に飛ばす編です!
さあ、いよいよ、ハワイに到着!
青い海に、澄み渡る空!さあ、バケーションの始まりです。
ドローンを飛ばして、早く空からの景色見たいですね!
出発する前には、日本で機体登録も済みました!準備は、万端です。
でも、ちょっと待ってくださいね
まだ飛ばさないでください。ちょっと確認しましょう!
先週の記事のとおり、日本とアメリカでは法律も違うところがありましたね。
飛行する時もルールがありますよ!
それでは、みてみましょう!
今回は、特に気を付けて見て欲しいところ、そして日本とは違う規定があるところに マークをつけてあります。
【まず、飛ばす前の確認編】
- お天気は大丈夫ですか?
気象条件について、明確な規定はありません。ただし、事業用ドローンの運用では、気象条件は、視程が3sm(約5km)以上、雲の高さが1000ft(約300m)以上であることが求められています。
これは、Fly for Fun(趣味のフライト)においても推奨されるでしょう。
- 近くに空港または管制塔がありませんか?
空港または管制塔の5マイル(約8km)以内での飛行には、事前にこれらの機関への通知が必要ですよ。
(詳しい空域の制限は、Webサイトで確認してください。)
- 飛行可能エリアですか?
日本と同じように国の重要施設の近隣は、飛行が禁止されています。
それに加えて、人の集合体の上空、スタジアム、スポーツイベント、緊急対応部署(消防署等)や国立公園等(場所により)は基本的に飛行禁止となっています。
- 人が多いところでは、移動物(車、バイク)からの操縦はできませんよ(人口密集地以外では、可能)。
Active trackやFollow meなどの機能を使って自分の乗っている車を追いかけたい!なんていう時は、注意してくださいね。
さあ、飛ばす前のチェックが済みました!
ついに、この時がきました!
離陸です!!
良い映像、撮れるといいですね!
【飛ばしている時はこんなことに注意編】
- 飛ばせる高度は、地上から400ft(約120m)未満です。
ただ、もし400ftを超えるような建物等から撮影する時は、その物件からの距離が400ft内に機体を留めておく必要があります
(※日本の場合、制限高度は150m未満です。米国とは異なっていますので、飛行の際は、十分注意してください。)
- 飛行できるのは、日中だけです。
ハワイのサンセットは本当に綺麗ですよね。おっ、でもそろそろ着陸させた方がいい時間かもしれませんよ。日中の定義は、日の出30分前~日の出30分後までと規定されています。
- 常に有人機が優先です。
ヘリコプターが近づいてきました!すぐに避けてください。
空では、常に飛行機が優先です。飛行機の接近が予想される場合、または接近した場合は、空域を譲ってください。
- 時速100mph(約160km)を超えないこと(笑)
実は、速度制限もあります!こんな速さが出る機体って・・・
でも、守ってくださいね!
【その他、大事なこと編】
- お酒、薬品の影響下での飛行は禁止ですよ。
楽しいバカンスには、おいしいお酒も飲みたくなります!でも、飛行させるときは、お酒は禁止ですよ。
パイロットや事業用ドローンの運用は、飛行の8時間前までには飲酒をやめることになっています。また、薬の服用にも注意が必要ですね。
どうですか?
アメリカは、良く日本よりも自由にドローンを飛ばしやすいって聞きませんか?
確かに、国土の広いアメリカは、ドローンを飛ばせる場所は沢山ある点ではそのとおりです。
でも、意外と日本と違った規定も多くあるんです。
きちんと確認して、事故なく楽しんでください。
ここでは、主なものをピックアップしました。
詳しい規定については、FAAのサイトを確認してください。
それでは、法律を守って、素敵な景色と楽しい思い出と共に楽しんで来てください!
皆さんにとって、最高のハワイとなりますように!
おっと、それと、私へのお土産もお忘れなく!
Have a safe flight
それでは、次回もお楽しみに!
※各規定には、免除申請制度もあります。
詳しくは、FAAのwebページで確認してください。申請に際しては、飛行の90日前までに手続きを行うこととされています。
※重要
ここでご紹介するのは、主な注意事項です。飛ばされる方は、ご自身でもしっかりルールを確認してください。米国連邦政府または州政府等が飛行禁止地区を設けている場所、期間があります。渡航前に必ずご自身で確認をしてください。米国連邦法またはその他法律に違反した場合は、現地法により裁かれることがあります。 ご注意ください。
資料出典
米国連邦航空局:https://www.faa.gov/uas/getting_started/fly_for_fun/
米国連邦航空局免除申請連:https://www.faa.gov/uas/request_waiver/media/performance_based_standards.pdf
画像出典
米国連邦航空局
Wikipedia
GATAG
ドローンスクール無料説明会問い合わせ
http://www.dronesschool.jp/
ドローンレンタル問い合わせ
http://www.rental-drone.jp/
Dan
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