01.14
2016年のトレンド!? 障害物自動回避ドローン
目の前の障害物を自律的に自動回避してくれる夢のドローンは、もしかしたら2016年のトレンドになりますかもしれません。
先日もお伝えしたとおり、アメリカのインテル社は、出資するYuneec社の自動追従&障害物自動回避ドローンTyphoon Hを新年早々発表いたしました。
プレゼンテーション会場では、森林を模したフィールドの中を進むマウンテンバイクのライダーを追従するTyphoon Hのデモンストレーションが披露されました。ライダーを追いかけながら器用に樹木を避けるTyphoon H。中でも圧巻なのは、切り倒された樹木をとっさに避ける処理能力の高さ!しかも、予価は2,000ドル以下(約24万円)というからたまりません…。ぜひ、Youtubeの動画を観てください。
48分58秒からデモが始まります。
◯開発が進む障害物自動回避ドローン
障害物を自動回避するドローンは、以前よりいろいろなところで研究されています。中でも有名なのは、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)が研究しているドローンです。時速30マイル(約時速48km)で自立飛行し、障害物を自動的に回避することができます。
下の画像は、Youtubeからのキャプチャ画像です。MITのドローンが見えている世界の映像で、赤色が障害物と認識したもの、緑色のトンネルのようなものがドローンが判断した飛行経路になります。ものすごいスピードで障害物を回避していく映像をぜひご覧ください。
高速飛行するMITの障害物自動回避ドローン
◯障害物回避アシスト機能付き折りたたみ式小型ホビードローン
もうひとつ、障害物回避アシスト機能付きのホビードローンがあります。2016年HITECより発売予定のMOLA TOURIST 1です。
横幅200mm(プロペラの中心軸間)クラスという小型ながら、GPSや超音波センサー、3軸ジンバル付きカメラ等を搭載した本格ホビードローンです。特に注目なのは、前面に付いた超音波センサー。超音波で正面の障害物を検知し、衝突回避のアシストを行います。正式な発売日や価格はまだ未発表(2016年1月13日現在)ですが、注目の一台です。
GPSはもちろん、超音波センサー、気圧センサー、電子コンパスなどさまざまなセンサー類を搭載
技術の急速な進歩によって、障害物自動回避機能はどんどん高性能化し、簡易的なシステムは小型のドローンにも搭載されてきています。2016年のホビードローンは障害物自動回避機能がトレンドになるかもしれません!
田口 厚
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