01.01
どこよりも詳しい!『スターウォーズ』ミレニアム・ファルコンの国内正規版ドローンをいじり倒す
昨年9月に突如アメリカでAir Hogsを展開するSpin Master社から発売となったミレニアム・ファルコンのドローン(マルチコプター)。旧作『スターウォーズ』から登場し、今回の「エピソード7 フォースの覚醒」でも大活躍のミレニアム・ファルコンを飛ばしたい!というおじさま方も多いのではないでしょうか。
しかし、問題がひとつ。当初、日本の代理店からの発売はなく、並行輸入品を購入するしか手に入れるチャンスが無かったのですが、そうすると問題なのが「技適マーク」が取得されていないこと。総務省の審査を通った証である「技適マーク」が付いていない送信機を使えば“電波法違反”となってしまいます。(海外サイトから購入した海外メーカー製ドローンはたいがい技適マークが無いのでご注意!)
どこかで輸入して国内正規版を発売してくれないかなーと思っていたら、いつの間にかトイザらス限定で発売してました!…ということでさっそく購入しましたのでご紹介いたします。
やっと来た国内正規版ミレニアム・ファルコン
居ても立ってもいられず、下町のトイザらスに直行。14,038円(税込)でありました国内正規版ミレニアム・ファルコン。箱の裏には「輸入元:日本トイザらス株式会社」とあります。トイザらスが輸入元なのでトイザらス限定なのですね。
さっそく開封してみますと…
中身は意外とシンプル。ミレニアム・ファルコン本体と送信機、充電用のUSBケーブルと日本語マニュアル。この「日本語マニュアル」というのが国内正規版の証ですね。
そして…ありました!技適マークが送信機と本体に!!
これで堂々とミレニアム・ファルコンを飛ばして遊ぶことができます!
まずはスペックを確認すべし
開封したら、まずは本体をいじくり回したいのを我慢して機体スペックを確認します。9月のアメリカ発表時には飛行時間8〜15分、充電時間約1時間、飛行範囲80m…とあったのですが、今回の日本語のパッケージ説明を読むと飛行時間5分、充電時間60〜70分、飛行範囲20m…となってますね。。飛行時間と飛行範囲が大幅に縮小!スペックダウンということはないでしょうから、何かアメリカとは別の基準で測定したのか、トイザらスさんが安全策で小さめに表記しているのか。飛行範囲はともかく、5分のフライトは短い。。しかも、バッテリーの交換はできないみたい…
本体は我慢して送信機をチェック
本体をいじりたいのを我慢して次は送信機をチェック。電池は単三電池を6本!これは重い。。しかもなぜかネジ止め。ちょっとめんどくさいですね…。
送信機は海外で定番のモード2(左が上昇下降・回転、右が前後左右)です。日本はモード1(左が前後・回転、右が上昇下降・左右)が主流ですが、世界的にはやはりモード2なんですね。自分はモード1派なのでちょっと苦戦しそう。
人差し指部分を見ると再生ボタン(写真右側)とブーストボタン(写真左側)が!これはくすぐられますねー。再生ボタンを押すと、ビーム砲発射音やR2D2のピロピロ音、チューバッカの鳴き声などが鳴り響きます。ブーストボタンは予想通り、光速移動するときのギューン音ですね(特にドローンのスピードは変わりません)。これはアガります!!
そして、充電はこの送信機から伸びるケーブルをミレニアム・ファルコン本体に接続して行うようです。仕組みを考えると、送信機に搭載した乾電池の電気を送っているみたいですね。送信機にUSBケーブルを付けることもできるみたいで、この場合は乾電池ではなく、USB電源から電力を供給するということでしょうか。でも、ケーブル2つつなぐのはちょっとめんどくさい。。
しかもこの送信機、単3乾電池6本搭載しているだけあって重い!!なんと300g弱もあります。
送信機を持つとずっしりと来ますね。お子さんが使うにはちょっと重いかな。300gがどれくらいかというと…
ミニ四駆2台分よりも重いくらいです。更に言うなら、Hitecから発売されているRC RYE ONE Extremeの標準送信機がミニ四駆と同じくらいなので、コレ2つ分ですね。
ついにミレニアム・ファルコン本体をいじる
さあ、ついに本体です。本体は発泡スチロール製。本体の重量は66gしかありません!もちろん、昨年12月に施行された改正航空法の規制対象外となります。
そして、何より目を見張るのは発泡スチロール製とは思えないディテールの細かさ!
細かいモールドはもちろんのこと、ちょっとした塗装やウェザリング(汚し塗装)まであります。これはマニア心をくすぐりますね。ちょっと残念なのは、ミレニアム・ファルコンの特徴のひとつでもあるアンテナがプロペラ位置と重なってしまってなくなってしまっていること。プロペラがあるので仕方ないですけどね…。
でも、ちゃんと砲台はあります。
サイドのモールドも結構がんばってます。どうやら、上面と下面が接着剤で接着されているみたいですね。残念ながらこれによってバッテリーが交換できません。。
しかししかし、数あるミレニアム・ファルコンのラジコンの中で、なぜAir HogsかといえばこのLEDイルミネーションですね!全面照明と後部バーニア(?)が明るく輝きます!これが光りながら飛ぶ姿はサイコーですね!!
後ろのバーニア部分はちょっと透けちゃって寂しいですけどね。コレ、黒で裏打ち塗装しておけば透けずにいい感じになると思うのですが。さすがに、そこまでコストはかけられないって感じでしょうか。
ミレニアム・ファルコンを飛ばしてみる
さて、待ちに待ったフライトです。室内専用ということでしたが、今日(1月1日)は無風状態でしたので、イルミネーションが映える薄暗い中で庭フライトしました!
あ、そういえば飛ばして気付きましたが、トリムがありません。ちょっと右に曲がったり、突然回転したりするのですが、トリム調整が効かないのでどうしようもありません!!ま、これくらいのお値段ならしかたないんですかね。。
でも、飛行時間は10分弱くらいあるようです。やっぱり、トイザらスさんが安全策でちょっと少なめに表記しているみたいですね。ランダムで流れる効果音も意外とテンションアガります!!
ミレニアム・ファルコン総括!
■Good!
・発泡スチロール製とは思えないディテール
・意外とリアルなウェザリング塗装
・暗闇に映えるLEDバーニア
・プロペラガードを兼ねたボディで安全
■Bad!
・バッテリーが交換できない
・充電が送信機からの専用コードで汎用性がない
・トリム調整ができない
充電時間の割に交換ができないバッテリーで10分弱しか飛べないミレニアム・ファルコンですが、発泡スチロール製とは思えないディテールやウェザリング塗装、バーニア等のLEDイルミネーションなどスターウォーズ好きならテンションMAX間違いなしです!!
しかも、1/1〜1/12まではトイザらスで20%OFFの11,230円(税込)だそうです。
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買っちゃいますか??
田口 厚
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