09.25
海兵隊が3Dプリンタでドローンを製造!!
こんにちわ!makoです。
今回はアメリカ海兵隊の次世代ロジティクスチーム「NexLog」が試みている「3Dプリンターによるドローン製造」をご紹介します!
2017年2月からアメリカ海兵隊はAutodeskのPier 9 Residency Programと協力し、3Dプリンター製の新ドローン『Scout』のプロトタイプを完成させました。
この3Dプリンターによるドローン製造の試みは、より安価で使い勝手のいいドローンを製造し、実戦に投入するこを目指して進められています。
現在、イラクやアフガニスタンで活動している『RQ-11 Raven』は約9.7kmの範囲を時速80kmものスピードで飛行させることが可能であり、録画内容をオペレータにフィードバックすることを可能としています。
しかし、『RQ-11 Raven』一機あたりのコストは約330万円、地上からコントロールするシステムを含んだ全体のコストは約2800万円、加えて、Ravenの折れた翼を修復するコストは翼1つあたり約90万円と高価なものであり、飛行させることに失敗(このドローンは槍投げのように投げて飛行させるタイプのドローン)すると高額な修理費用が発生します。
◆手投げ無人偵察機 RQ-11レイヴン – Hand Launch Small UAV RQ-11 Raven
海兵隊の伍長であるRhet McNeal氏は昨年のMarine Corps Logistics Innovation Challenge(3D印刷やウェアラブルテクノロジーに関するアイデアを募集するプログラム)で『RQ-11 Raven』と同様の働きを行うものの、コストを大幅に削減し、持ち運びの際に場所を取らないとドローンを提案しました。
McNeal氏の提案をもとに開発された『Scout』のコストはシステム全体で見ても約6万8000円(iPhoneより安い!)ほどであり、翼の修理には約890円程度で済むとのこと。
『Scout』は操作可能範囲は半径約3.2km以下、最大速度は時速80kmと『RQ-11 Raven』と同じですが、飛行可能時間は12分から20分となっています。ターゲットをマークするためのレーザーはなく、カメラは赤外線に対応していません。しかし今回特に重要視されているコスト面に関しては『RQ-11 Raven』を上回っています。『Scout』は今後、実戦における偵察で投入される予定となっています。
ドローンの技術進歩だけでなく、3Dプリンター技術進歩もここ数年で非常に発達していますね!今回は軍事利用でのご紹介になりましたが、今後さらに技術が進んでいけば、より安価なドローンが一般の家庭にも届くようになるかもしれませんね!
それでは!
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