NEDOがドローンによる気象観測の実証試験を開始!!

2017
10.23

NEDOがドローンによる気象観測の実証試験を開始!!

こんにちは！makoです。

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構（以下、NEDO）と一般財団法人日本気象協会（以下、日本気象協会）は、10月24日から26日の3日間、ドローン向け気象情報提供のデータ連携の実証試験とドローンによる気象観測の実証試験を、福島県南相馬市の福島浜通りロボット実証区域で実施するこを発表しました。

NEDOと日本気象協会は、ドローン運航管理システム向けの総合気象情報提供機能の研究開発に取り組んでおり、ドローンの活用を物流、インフラ点検、災害対応などの分野で進めるためには、ドローンの安全飛行を妨げる突風や豪雨、雷、霧などの気象現象を、詳細かつ正確に把握し、予測することが重要となります。そのため、日本気象協会は、ドローン向け気象情報を「把握」・「予測」・「提供」する技術の開発を進めています。

実証試験の概要（出典元：NEDO）

今回の実証試験でNEDOと日本気象協会は、「ドローン向け総合気象情報提供機能の開発に向けた実証試験」と「ドローンによる気象観測の実証試験」を実施する予定です。
「ドローン向け総合気象情報提供機能の開発に向けた実証試験」では、ドローン離発着場での地上気象観測とドップラーライダーによる上空の風観測を行い、その観測データと実証エリア付近の気象予測をドローン運航者とドローン航空管制事業者へ試験提供を予定しています。また、「ドローンによる気象観測の実証試験」では、気象センサーを搭載したドローンを飛行させ、高度50m、100m、140mの気象観測を行い、ドップラーライダーの観測との比較により精度検証を予定しています。

NEDOと日本気象協会は、実証試験で得られた知見をもとに、ドローン向け総合気象情報提供機能の開発を進め、ドローンの利活用拡大と安全で効率的なドローン運航の実現を目指すとのこと。

※画像はイメージです