06.02
空港周辺で航空機の運航を支えるドローン
こんにちは、Danです。
航空機とドローンの共存は、なかなか難しいもので、先日もJDMで記事になりましたが、スイス航空の飛行機が着陸進入中に、あわやドローンと衝突の可能性があった事が明らかになるなど、空港で周辺ではさらに難しいものですよね。
でも、ドローンも航空機の運用にとても有効に使われるようにもなってきているんですよ!
今回、5月9日にオランダの企業が、定期便の運行するカナダのエドモントン国際空港でドローンを使ったバードストライク(鳥と航空機の衝突事故)の防止業務を世界で初めて正式オペレーション化させたと発表されました。エドモントン国際空港は、カナダで5番目の旅客数を誇る大きさの空港です。
今回導入されたドローンは、私たちが普段馴染みのある、プロペラ備えたものでは無く、なんと鳥に似せたもが導入されました。
これを開発したのは、オランダの「Flight Clear Solution社」で、このドローンはその名も”Robird”と呼ばれています。
このドローンは猛禽類に似せて作れられています。
これは、鳥類の食物連鎖の頂点に立つ猛禽類を見ると、鳥たちが一斉に逃げ去る習性を利用し、自然に優しい方法で空港周辺の安全を確保することを目指したものです。
実際に猛禽類をバードストライク防止に使用している空港もありますが、鳥の訓練時間やコストを考えると、ドローンを使うことで更に低コストで効率化が図れるかもしれませんね!
バードストライクは、航空機にとって非常に大変な事故を招く恐れのあるインシデントで、場合によっては、数億円の損害を生じさせ、最悪の場合も数百名の乗客を危険にさせる大変怖い事故です。
現在、多くの空港では一般的にバードストライク防止として、空砲を撃ったり、鳥の嫌がる音を出すなどの対策がなされています。
ただ、いずれも完璧なものではなく、試行錯誤が続けられています。
今回、この方法が導入されたことによって、今後のどの様な効果があるかとても楽しみですね。
今後、様々な形で航空機の運用を支える道具としてドローンが活躍してくれると嬉しいですね。
因みに、日本でも先日のJapan Drone2017においても学校法人 日本航空学園の「ドローンを使ったバードストライクの防止」がビジネスチャレンジのコンテストにおいてグランプリを獲得されました。
現在、能登空港において取り組みが成されているようです。
日本でのこう言った分野でのドローンの活躍にも期待したいですね!
それでは、また次回もお楽しみに
Have a safe flight!
資料出典
Edomonton International Airport
Clear Flight Solutions
AERIUM Analytics
国土交通省 バードストライクに関する資料
Japan Drone 2017
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画像出典
Charles de Gaulle Airport
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