01.30
ドローンで有害獣対策
みなさん、こんにちは!
ライターのあさのです。
現在、人がいなくなった福島県の原発避難地域ではイノシシなどの野生動物による市街地への被害がでているようです。
長期非難で人がいなくなった地域の田畑を荒らしたり、目に見える被害が出ています。
これら市街地に進出したイノシシの活動は、避難指示解除を控える住民にとっては、脅威となっており、対策を求める声が強まっているとのこと。
そこで、福島県が開いた避難12市町村の会合で、参加自治体の一つ、浪江町がドローンによる調査や対策を行うための実証実験を行うことを明らかにしました。
浪江町では放射線量が高い地域を除いて、3月の避難指示解除を目標にしています。
具体的には、
・ドローンによりイノシシがどれくらい増えているかどうかの調査
・ドローンによるイノシシの群れの把握
・山林部と住宅地の間に赤外線センサーを設置し、センサー感知時にドローンを自動発信
・自動発信したドローンが音や光を出して追い払う活動を行う
まずはどこで実験するのかのエリア選定からとのことですが、
これらを順次、システム化していくための実験活動です。
実証実験には、福島県の地域復興実用化開発等促進事業費の補助金が活用されるとのこと。
また、昨春には総務省四国総合通信局でも、鳥獣対策として、サルなどの野生鳥獣を素早く見つけるためにドローンを活用する実験を始め、セミナーも行われました。
(イメージ)
他にも、山口県が昨秋、赤外線監視カメラ付きドローンによる鳥獣被害対策実演会を行うなど、ドローンの活用方法が具体的に検討されています。
有害獣の対策として、今後、ドローンの活用が増えそうですね。
それではまた!
参考URL:
総務省四国総合通信局
http://www.soumu.go.jp/soutsu/shikoku/press/20160608.html
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20170126-OYTNT50246.html
福島民友新聞社
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20170125-144017.php
河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170125_63026.html
日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO02389480W6A510C1LA0000/
朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASJBN42LFJBNTZNB00B.html
参考画像
http://www.irasutoya.com/2014/08/blog-post_241.html
http://www.irasutoya.com/2013/05/blog-post_6436.html
http://www.irasutoya.com/2013/07/blog-post_800.html
由村育美
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