2016
10.03

ドローンで放射線の脅威を10分で可視化

ニュース

こんにちは!
あさのです。

早稲田大学理工学術院の片岡研究室が、9月16日にドローンを用いた研究成果を発表しました!

福島原子力発電所の周辺で、原発事故で飛散したセシウム137のホットスポットを、マルチコプターのドローンで撮影し、上空から10分程度で分析をすることに成功したそうです。

091902quadcopter_drone-002

利用したのはDJI社のドローンです。

ドローンに、新開発の特殊カメラと小型ノートPCを設置し、調査を行ったとのこと。。

新開発の特殊カメラは、ガンマ線を撮影できる高感度コンプトンカメラというもので、観測衛星に積まれるものを小型化・汎用化したものだそうです。

 

今までは、どうしてもかさばってしまうガンマ線カメラシステムを使用していたため、大型無人ヘリを利用するしかありませんでした。

ですが、それだと費用面でも、操作面でもかなり大掛かりな調査となってしまいます。

そのため、福島原発付近では、どこにホットスポットがあって、どれくらい危険かの調査がなかなか進んでおらず、復旧や除染の障害になっています。

今回の発表はこの障害を減らし、現実的な展開も近いものとなりそうです。

 

ドローンの活用が、大震災の復興の一助となればいいですね。

0919038db658c321831572bfee61e78a489e13_s

参考URL:

早稲田大学サイト・トピック

https://www.waseda.jp/top/news/44716

 

画像出典

http://free-images.gatag.net/tag/fukushima-i-nuclear-accidents-%EF%BC%882011%EF%BC%89

http://www.irasutoya.com/2015/03/blog-post_25.html

http://www.photo-ac.com/main/detail/124151

The following two tabs change content below.
由村育美

由村育美

由村 育美 IKUMI YOSHIMURA 出身:北海道 有限会社トラストのドローン事業部広報担当です! ドローンガールズとしてドローンイベントの司会や、展示会、メディアで有限会社トラストドローン事業部を盛り上げていきます☆ 展示会やイベントでお会いした際は、ぜひお声かけください! よろしくお願いします(^O^)