11.02
ドローン初心者でもわかるドローン+赤外線カメラの活用例。ザックリまとめてみた。
ドローン+赤外線カメラの活用方法
一般的な使用用途からもわかるように、非常に優秀な赤外線カメラですが。ドローンに搭載することでどんな活用ができるのか、今回は主に4つの項目を紹介したいと思います。こちらです。
- 生態調査
- 人命救助
- 太陽光パネルの点検
- インフラ点検
◆生態(環境)調査
調査地にどのような植物がどこに分布しているのかを調べ、どのような動物の生息、行動があるのか把握することが調査の内容です。その中で、上部からドローンで撮影することで従来よりも手軽になり、サルやシカなどの行動調査を行うこともできるように。
次の動画は、実際に野生のシカが「Zenmuse XT」で撮影されたものです。
この動画のように、普通のカメラや人間の目では、把握しにくいものでも赤外線カメラを使用すれば、発見することが可能です。他にも、いままで目視や捕獲頭数から推計してきた有害鳥獣の生息数は、ドローンに搭載した赤外線カメラにより正確な生息数を把握できるということが今後可能となります。将来的には希少鳥獣の調査への活用も検討されているそうです。
◆人命救助
こちらは最近の話になりますが、2016年6月29日、山梨県河口湖畔で、ドローンと赤外線サーモグラフィカメラを使った人命救助システムの合同演習が実施されています。この演習ではドローンに搭載した可視カメラと赤外線サーモグラフィカメラを活用し、水難事故発生時における人命救助システムの新たな手法を確立することを目的としてました。
◆太陽光パネルの点検
太陽光パネルを俯瞰で見ることが出来る特性を活かし、赤外線カメラと組み合わせたホットスポットの検知などが主な活用方法です。空の上からパネルを一斉にチェックできるというのは、非常に効率的で画期的な手法です。ただし安易に考えてはならず、しっかりと保険に加入したり、墜落した時を想定して飛行ルートを決めるなどの処置をとらないと思わぬトラブルに発展してしまいそうな側面もあります。→こちらは展示会での出展社数が多いイメージです。
◆インフラ点検
インフラ点検関連の産業用ドローンの出展は、展示会でも特に多いです。赤外線カメラをつかった点検は、棟梁点検など人が点検のが難しいところなどで使用しようとする例が多いと思われます。合わせて測量用カメラ、レーザーなどを搭載したドローンを扱うところも多いです。点検に関しては、専門的知識がないので、また今度解説します。
【関連リンク】
【FLIR公式】赤外線サーマルカメラ/サーモグラフィを使用する理由 【DJI公式】Zenmuse XT 製品情報 【FLIR公式】ソーラーパネルを迅速・確実にテストできるツール DJI、大日本猟友会、 スカイシーカーと提携し ドローン+赤外線撮影カメラで 野生鳥獣の生息調査を開始 ドローンと赤外線サーモグラフィカメラによる人命救助システム~
健
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