2016
02.16

室内レースで波乱も!World Drone Prix 日本選考会開催!!

イベント, お知らせ

賞金総額1,000,000ドルの世界規模ドローンレースで話題となっていたWorld Drone Prix 日本選考会が2/14(日)慶応大学湘南藤沢キャンパスにて開催されました。

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◯ドバイの本戦レースに向けて13チームがエントリー

今回は、3/11にドバイで開催させる本戦に向けて代表チームを選出するための日本選考会となっています。出場者は世界各地で開催される選考会に参加、規定のコースを周回したFPV映像(ドローンの一人称映像)を撮影してエントリー。ドバイのWorld Drone Prix開催本部によりその映像やチーム実績等から総合的に判断されて世界から32チームが公式招待されます。日本選考会にも、プロポメーカーのFUTABAやワタナベエンターテインメントの芸人チーム、慶応大学の学生チームなど13チームがエントリーしました。

日本選考会開催日となった2/14は朝から暴風と豪雨の大荒れ。大会は急遽体育館に設置された屋内コースでの開催となりました。レースは、各チームに与えられた7分間の中で、5周を1LAPと換算したドローンの周回映像を撮影します。ドバイの開催本部に送る審査対象となる映像はLAPタイムは影響しませんが、今回は日本選考会独自ルールとして、タイム計測をすることで日本選考会内での最速レーサーを決定するタイムレースが併催されました。

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SONY DSCドローン芸人 谷+1選手率いる ナベプロ谷+1チーム

SONY DSC慶応大学生のチームKARTのメンバーとサポートスタッフ

 

◯クラッシュ続出の波乱のレース

レース展開は序盤から大波乱。狭い屋内コースで5周するという難易度と、電波状況があまりよくなく、ドローンから送られてくる映像にノイズが多いことなどが影響してクラッシュするドローンが続出しました。途中、クラッシュしたドローンをチームのメカニックが修理して再発進させるという、カーレースのピットワークさながらの緊迫感も今回のオリジナルルールのおもしろいところです。

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SONY DSCクラッシュしたらメカニックが駆け寄り応急修理で再フライト

 

◯2ラウンド制のルールにまさかの番狂わせも

午前中の第一ラウンドは本命と目されていたHitec FPV Japanの高橋亨選手と岡聖章選手がワンツーを決めて盤石の体制かと思いきや、タイムレースの決勝進出4名を決定する第二ラウンドではHitec FPV Japanの両選手はクラッシュにてノータイム。このとき、第二ラウンドの計測タイムのみが決勝進出の対象タイムになることが選手側にうまく伝わっていなかったようで、第二ラウンドでタイムを出さずに第一ラウンドのタイムで勝負をかけた選手が複数いた模様。そのような中でも、第二ラウンドで最速タイムを計測したのはFPVロボティクスの高校2年生レーサー高梨智樹選手。そのまま決勝でもダントツの速さで優勝をもぎ取りました!


Hitec FPV Japan 岡選手のフライト

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SONY DSCHitec FPV Japan 岡選手

SONY DSCタイムレース優勝のFPVロボティクス 高梨選手

 

◯注目度はメジャーカーレース並!?取材メディア数の多さにも驚き

タイムレースに優勝した高梨選手には、勝利者インタビューで民法キー局を含むテレビや新聞、ネットメディアの取材が殺到し、ものすごい数のカメラが。ドローンレースの注目度の高さがうかがえます。

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今年は3月に幕張メッセで開催される予定の第2回DRONE  IMPACT CHALLENGEや、6月開催予定のDRONE WORLDS 日本予選(本戦はハワイで開催)など、そのほかにもドローンレースが目白押しとなる予定です。みなさんも参加を検討してみてはいかがでしょうか?

 

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田口 厚
空撮業務やドローンのセミナー講師などをしています。旅行や出張に行くときは必ずDJI Phantom3 ProfessionalかParrot Bebop Droneを携帯し、ココロに残った風景は空撮に残しています^^ 12/10の改正航空法施行以降は毎回申請書を書かねばなりませんが、書いてでも撮りまくります!!