12.04
KDDIがモバイル通信ネットワークと3次元地図を活用した完全自律飛行に成功!!
こんにちわ!makoです。
KDDI株式会社 (以下 KDDI) は、新潟県長岡市の協力のもと、4G LTEのモバイル通信ネットワークを活用し(注1)、「3次元地図」、「ドローンポート」を用いたスマートドローンの完全自律飛行実験を実施しました。実験の結果、総距離約6.3kmの長距離飛行に世界で初めて成功(注2) したことを発表しました。
今回の実証実験は、KDDIが目指している『モバイル通信ネットワークを活用した、スマートドローンによる安全な長距離自律飛行が可能となるインフラの構築』に必要な「3次元地図」による安全な飛行高度の設定と、「ドローンポート」による自動充電に関する実験であり、これらを活用することで、ドローンの長距離自律飛行が技術的に可能であることを確認できました。
(出典元:KDDI)
◆KDDI長岡市山古志スマートドローン実証実験(2017/11)
「3次元地図」は、モバイル通信ネットワークを活用した安全なドローン飛行を実現する「スマートドローンプラットフォーム」の開発について業務提携した、株式会社ゼンリン、株式会社テラドローンと共同で開発されました。ドローンの自律飛行に「3次元地図」を用いることで、山や丘など地形の高度差や、ビルなどの障害物を把握可能とし、今回の実験では100m以上の高低差の自動判別に成功しました。
「ドローンポート」は、株式会社プロドローンが開発した画像認識による自動着陸機能により、目的の場所に正確に着陸し、自動充電することで、ドローンポートを介しての長距離飛行を可能としています。
今回の実証実験を行った新潟県長岡市山古志は、錦鯉発祥の地であり日本有数の錦鯉養鯉地です。こまめな給餌や寄生虫除去のための薬剤散布、いけすの管理や保守など手間がかかり、寄生虫除去の薬剤散布は、棚池をボートで満遍なく移動しながら散布するため、時間と労力がかかるという課題があります。
モバイル通信ネットワークと「3次元地図」を用いた長距離自律飛行が可能なスマートドローンにより、散布場所を設定するだけで、高度を自動設定し、効率的な農薬散布を行うことを可能としています。
今後、この技術を用い、モバイル通信ネットワークを活用したスマートドローンの長距離自律飛行インフラが整理されれば、農地監視や農薬散布などの農業分野だけではなく、地形や設備の測量、施設の警備、災害状況の把握、遠隔地への配送など、さまざまな分野での活用が期待されます。
◆KDDIスマートドローン構想
2018年2月には、近畿日本鉄道・キヤノンMJとドローンを活用した鉄道災害時の情報収集の実証実験を開始する予定であり、実験結果の発表が楽しみですね!
それでは!
▼注釈一覧▼
注1)
ドローンの制御やデータ伝送には通常は2.4GHz帯 (ISMバンド) を利用しますが、LTE通信モジュールをドローンに搭載する場合は、既設の無線局等の運用等に支障を与えない範囲で、当社が実用に移す目的で試験的に開設する無線局 (実用化試験局) として利用します。また、ドローンの飛行は実用化試験局の試験計画に基づき実施しています。
注2)
テラドローン調べ。モバイル通信ネットワークと3次元地図を活用し、充電ポートへの自動離発着を含む完全自律飛行として初。
<参照サイト・画像出典元>
http://www.kddi.com/
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健
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