07.19
ニューヨーク市消防局の導入機体をチェック。ー有線型ドローンに強いHoverfly社。赤外線とズームカメラも搭載ー
本日は、こちらのニューヨーク市消防局(FDNY)で導入されているドローンの紹介です。筆者は先日某消防署、消防局でドローンのデモやヒアリング(意見交換)を行わせていただきました。そういった経緯で、このドローンの導入事例に興味があるので、記事にさせていただきます。
ここ通称FDNYでは、現在メインで導入されているのは、この機体です。
みなさんおそらく、“どこどこが導入したぞ“という情報を見る機会は多く知っているかもしれませんが、で”どこの機体?“まで掘り下げるかたは、ドローンで仕事している人以外はほとんど調べないかと思います。
そこで筆者は気になったので、調べてみました。
どうやらメーカーは公表されていないようですが、ヒントになる画像がありました。
このペリカンケースにこのディスプレイ。いかにも軍事用や産業用ですね笑
特定できたヒントは、ディスプレイ左上の文字”Hoverfly”これです。
ビンゴでした。笑
すぐにでも、元がどんな機体か見たいかたは下記リンクで見れます。
実はこのHoverflyの製品をアメリカで直接みたことがあって、思い出しました💡
私が初めて見たときは、まだドローンを有線型にするモジュールのみを展開してたと思います。例えば3DR SOLOを有線型にするバッテリーモジュール、Yuneec Tyhoon Hを有線型にするモジュール。
なので最近Hoverflyは機体も生産するようになったと。驚きです。
筆者の予想では、HoverFly社は有線型にするノウハウに強みがあるのかと。
このオプション機材は需要ありそうなのに意外と出回っていないんですよね。
(最近ラスベガスのNAB showで別の会社が出展していて、日本のDJI代理店が販売しようとしています)
ちなみにですが、ニューヨーク市消防局はYoutubeアカウントも開設しています。
意外ですよね。消防でご活用を検討中であれば、チェックおすすめです。
ドローンだけではなく。。
こういった動画も。。
はい。
このHoverFlyの提供する機体の組み合わせは、日本国内にはなく今後すごく参考になるかと。
(国内でドローンを都内なんかで無線操縦は危険ですし)
・操縦はいたってシンプルに、一つのレバーがメイン。
・隣には操縦マニュアルがあり、必要以上にドローンの操縦スキルを必要としない。
・有線型→おそらく給電のみ。。ですが、バッテリの残量を気にしなくて済むのです。
・ズーム可能カメラと赤外線カメラの両方を搭載
使用目的は、隊員の救助消化活動においての突入、炎の燃え広がりを上空から煙のなびきで判断。などが挙げられます。そして、それを見るのは、突入などの全体を指揮する司令官。
ちなみにですが、私がヒアリング時に聞いたんですが、火災時に”煙””炎”どっちがケースが多いのか(無知なものですいません。。。)コンクリートであれば煙、木造は炎、になると聞きました。
管轄する部署によってはビルも多いので、煙が多くなる場合は可視光カメラでは、状況は把握できないので、赤外線カメラが必ず役に立つわけです。ただ小型赤外線カメラって国内ではほとんど出回ってないんですね。。
なので、こういうのも、今あるもので活用するならば↓
消防隊の日頃の訓練など、間近で見させていただき思いました。
ドローンだけを集中して学ぶのには限りがあるかもしれない。と。
でも必要とされる業務の操作では、そんなビュンビュン回すことができるスキルは必要ないはずです。
ニューヨーク市消防局で導入された機体を参考にぜひ、国内でも活用されて欲しいです。
ちなみにですが、導入するのに950万円程らしいです。
まずはPhantomからでも、始めることからでしょうか。
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健
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