12.10
IDE2016開催!エクスポ内容を即日レポート。-IDEの見どころは?-
こんにちは。藤本です。
IDE 2016 いよいよはじまりました。今回はこのイベントをザックリ即日で記事にしたいと思います。
今回のイベントのポイント
・展示ブース
・カンファレンス
・ドローンレース
今回は即日レポートとのことで、各セクションごとからポイントを一つまとめていきたいと思います。
◆カンファレンス
今回のこのエクスポでは、展示ブース以外に、カンファレンスパスというものを利用すれば、
一日目のIDEでは終日行われている24種類のカンファレンスを各ROOMで聴講できます。
そのなかで、今日印象にのこったのを一つ。
Romeo Durscher氏(Director of Education DJI)のプレゼンです。教育事業担当のディレクターで、DJI社がEENA(European Emergency Number Association)と協力して進めている緊急事態時での初動救助のドローンの活用について聞くことができました。
DJIのドローンは、地上の5人編成での救護チームより6~8倍速く、目標物を発見することができる
2016年4月にeenaとDJI社はパートナーシップを組みました。デンマークのグレーターコペンハーゲン消防署とドニゴールマウンテンレスキューチームの両チームでアイルランドにて、”緊急事態時における初動救助”のテストを行いました。捜索救助のテスト実験はヨーロッパで主に行ったそうで、今回はその事例が4つ紹介されました。
- アイルランドでの捜索テスト
- 火災時、赤外線カメラでのホットスポット発見テスト
- モルドバでの災害時用の3Dマップの作成
- イタリアのアダメロ氷河での捜索テスト
↑上の画像は、消火活動でドローンを活用しホットスポット発見するためのテストの写真。実際の目視では、建物の周りが煙に囲まれてどこが火の元かわからない。
質疑応答では、
現状DJI社のドローンは飛行制限エリア(空港周辺)ではフライトできないように、セッティングされているが、もし緊急事態でドローンを使うには今後どのように対応していくのか、システムにするのかという鋭い質問がありました。←たしかにそうですよね。。
ここの関してはまだこれからの段階で、今後の課題点なようです。DJIならではです。
個人意見になりますが、捜索救助に関しては、数年で実用されそうです。日本ではどこの組織が力をいれているのか気になりますね。
http://www.dji.com/newsroom/news/dji-and-eena-partner-to-promote-first-response-missions
◆次にブース展示について
今回は前回に引きつづくテーマを。
前回の記事「いざアメリカへ。いよいよ明日からIDEが始まります。【前日滞在記】」でも気になっていた
コンシューマー目線でのアメリカドローン事情についてです。
アメリカでは、ドローンを直接ストアで買うならsamy`s camera が品揃え豊富です。DJI社のドローンはもちろんですが、Yuneec社やAUTEL社など日本ではあまり出回っていないメーカーのドローンも販売していました。周辺機器も3DR SOLOのオプションパーツでもあるFiilexのライトなどの取り扱いもあり、これは実際の店舗も行ってみたいものです。
アメリカでのドローンの売れ筋を聞いてみると、やはりDJI社がトップシェア。ただ日本と違うのは、それ以外にもYuneec社とAUTEL社のドローンも売れ筋とのこと。そのためか日本でもドローンのモニターフードとヘリパッドでもお馴染み「HOOD MAN」でもYUneecのtyhoon hの送信機に合わせた、このような操縦アシストガジェットが。ネックストラップよりも断然使いやすそうです。
会場で無料でゲットすることのできた、アメリカのドローン雑誌「Rotor Drone」「Videomaker」など。これがまたマニアックで内容が濃いです。日本では「drone360」という、これまたアメリカのドローン雑誌なんですが、また新たに情報が増えて、早く読みたいかぎり。。表紙をMAVIC PROが飾っているというとこも、爆発的な人気を表しているように思います。
今回は、一つまとめる形ですが、展示数は50社ほど、種別ごとに分けると。・アメリカのドローンスクール・中国のAOPAが出展する産業用・ドローンライトニングソリューション・レースドローン関連・シネマ用ドローン・アメリカのドローンエージェンシー・ドローンメディア・etc…と出展されています。明日は一歩踏み込んで、アメリカのドローンスクール、とちょっと気になったドローンのライトニングソリューションにスポットをあてて、取材してみたいと思いますので、お楽しみに。
◆レースドローン
multi GP主催のドローンレースイベントも開催されていました。
調べたところアメリカではサイトを通して、このように参加するんですね。今回は約60人とかなり多くのパイロットが参加。
Muliti gpではすでに予定されるドローンレースイベントが134もあって、アメリカでのドローンレース人気も感じとれました。オーディエンスよりも選手たちの盛り上がりが大きく、若い人も多く、選手みんなですごく楽しそうにレースをしています。映像伝送はデジタルを使っている人が多く、かなりレース歴も長いのでは、持っている機材はいったいいくらか買っているのでしょうか。。(笑)
◆明日は出展ブースをメインに巡ります。
初日ということもあり、この3つのセクションを行ったり来たり、、二人で二手に分かれて情報を収集してましたが中々ハードなスケジュール(笑)。本日のメインはカンファレンスだったこともあり、迅速に資料回収し、二日目のブースに密着に向け漁ってます(笑)。。ピックアップした資料を一通り目を通し、アメリカ×ドローンのポイントも自分なりにまとまってきました。
明日も即日レポートします。それでは、また!
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健
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